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用 語岩国城
よびかないわくにじょう
別 名横山城(よこやまじょう)
分 類建築設計/建築様式/城郭建築建物
構造分類全般
工事分類城郭建築
関連用語建築様式・城
参照資料

岩国城 とは

岩国城

山口県岩国市横山にあった城。岩国城は、吉川家17代の広家公が慶長5年(1600年)岩国に移封されてより建設が計画され、先ず最初に山麓に平生の居館を構え、ついで横山の要害を城と呼び、山麓の館を土居と称した。

岩国城は、慶長8年(1603年)、二宮佐渡が鍬初めを行い築城奉行に松岡安右ヱ門、二宮兵介、吉田宗右ヱ門等を任用し、5年の歳月を要して慶長13年(1608年)に山頂の要害はことごとく完成し城藩制が定められたが、幕府の一国一城の令により元和元年(1615年)10月に惜しく破却された。その後350年の間、山頂の城は廃墟のままで、昭和37年(1962年)桃山風南蛮造りの天守閣が再建された。

岩国城は、城内に様々な展示品が置かれ、天守からは、清流錦川に映える名勝錦帯橋をはじめ、瀬戸内海の島々が一望される風光明媚な城である。


● 所在地山口県岩国市横山2丁目6-51
● 城の種別山城
● 築城者吉川広家
● 築城年慶長13年(1608年)
● 遺構石垣・濠
● 天守閣構造鉄筋コンクリート造 3層4階物見付き・桃山風南蛮造り(昭和37年3月再建)